運命、かも知れない < 後編 > 「ーーーきみ…は、」 振り向いた先には、竜の姿を模した守神が在った。 声は震えていたかもしれない。 曲がりなりにも、神の名を戴くものだ。 唖然としたままのルックの傍に、青白い顔をしてはいるが何とか動けるようにはなったらしいサクラが歩み寄ってくる。癒しの術と共に捏ねられ製造された薬は、ある程度の即効性を持つとはいえ、恐らくまだ骨折までは完治していないだろうに無理をする、とルックは僅か眉間を寄せた。 「お互い様だろ」 ルックの眉間の皺の意を察したらしいサクラは、些か憮然とした態を隠しもせずに言う。 「……何、怒ってるのさ」 「ルックが無謀過ぎるから」 無謀だったという自覚はあるが、それで何故サクラの機嫌が悪くなるのか解らずに、ルックは首を傾げた。 ―――幼子よ ふたりのやり取りが一段落したのを待っていたのか、唐突に呼び掛けられ、ふたり共に視線を守神へと移した。 声帯を振るわせて出されるものではない音が直接脳内に響き渡り、サクラとルックはそれぞれに己が耳に手を当てた。 どういう原理かは解らないが、守神の意志は音として空気を揺らす事はないようだった。 ―――アレは この場に留まり我とこの地を護りしモノだった 守神の音を有しない言葉の内容に、ふたりは息を詰めた。 では、あれは……守神ではないが、それに遵ずるモノだった、と。 ―――人間の血を口にした時 アレは自我を失った 魔には人間の血肉は 毒でありながら甘露でもある 一度口にすれば 欲さずには居れない だが 共に在ったモノ故に 我には止められずにいた その所為で 人間を多く殺めた すまない事をした 白い面はじっと向けられてはいたが、その無表情からその内は読み取れない。 「悪いのは、貴方ではない」 が、サクラは礼を尽くした。 「それよりも……貴方の大事なモノを奪う結果になったことを、許して欲しい」 深々と頭を下げたサクラを見やり、穏やかに目を細めた。 ―――それこそ 主等の所為ではあるまい 全てを受け入れているかのような、静かな言葉だった。 何か感じることがあったのか、ルックはそんな守神の眼を見つめたまま口を開く。 「………きみは、これからもそうやって生きてゆくの?」 全てを、受け入れ、諦めて? ―――もともと我等は そういうモノだ 「どうして、受け入れられるの」 ―――有態を崩せば 理が成り立たぬ 「それはッ、」 ぎゅっと掌を握り締め、ルックは逸る気持ちを抑えながらも言を繋ぐ。 「それは、そうだけど。だけど……それをきみが担わなければならない理由なんてないのに?」 ―――我はこの為に存在する 他の理由などないのだ 「ーッ、だけど!」 「ルック」 「だけど、僕は!!」 ここまで激昂するルックを、サクラは初めて見た。 彼は受け入れる事の出来ない何かを秘めているのだろうか。 それは……今、サクラとルックが置かれているこの現状に? 思い至ったそれに、胸を突かれる。 そうだとは思いたくはない。が、もしそうだった場合は? ―――幼子よ 我には我の 幼子には幼子の理がある 我は我の理を授受するが 幼子がそうである必要もあるまい 授受できないというのであれば 抗うのも又道理だと我は思う 弾かれたように上げられた視線が、守神を射る。 見開かれた翡翠は、どこか唖然とし。 ―――それこそが 意志持つ者の真理であろう 「………いいの?」 ―――我が否と言うてもきかぬであろう 全ては 幼子が決めること故な 表情がないのでは、とも思われた守神の面を見、サクラは息を呑んだ。 ひたりと向けられる細めた目は、溢れるほどの慈しみに満ちていて。 ルックはきゅっと唇を引き結び、ひとつ頷いた。 薄暗い森を抜け、隣接するように存在する村へそのまま足を踏み入れる。ふと感じた違和感に、ふたりは顔を見合わせる。小さな村をざわめきが満ちていた。 「……どうかしたの」 「おぉ、無事でしたか」 村の中央に位置する広場でようやっと見つけた村人に問うと、酷く困惑したかのような視線が返された。他に集まっていた面々にも同じような態度で接して来られ、ルックは眉間に皺を寄せた。 「一体、何なのさ」 疲れきっての凱旋だというのに、出迎えがこの状況では治まりかけた気が軽く沸点を超えてしまうではないか、とルックは目許を剣呑に染めた。 と、ざわりと微かに空気の動く気配がし、彼らを囲んでいた人の輪の一角が割れる。 「戻られましたか」 年老いた村の長が、どこか疲れたような顔つきで出迎えに現れた。 訝しがりながらも 「ただいま戻りました」 と告げると、ふたりのぼろぼろの様相を見やり頭を下げる。 「無事で何よりでございました」 「ええ、まぁ」 怪我こそ治したけど折れた骨がくっ付くまでにはまだ至っていないし、服はあちこち裂けている上、その服だって血塗れだったりするんだけど……と、サクラは心中ながらぼやく。まぁ、ちゃんと自分の足で立ってるし、欠けた部位がなかったりするからこその言なんだろうと、大雑把過ぎる村人たちを斜めに見やった。 「……首尾はいかがでしたか」 村の長が暫くの逡巡の後、重々しく口を開く。 「村の子どもと討伐隊を手にかけたヤツは、倒しましたが」 ―――守神ではなかった、と続けようとしたサクラの言葉尻を奪うように、ざわめきが一層強くなった。 が、それは喜びの声ではない。焦りを帯びた悲嘆にも似たざわめきだ。 「一体、どうしたんですか」 「………お前さん達が森に入って暫くして、襲われた子どもが眼を覚ましましてな」 「それは、」 「その子が言うには襲ってきたのは魔物だった、と。守神は、子どもを助けてくれたのだと」 そこの少年の言った通りでした、とルックに視線を向け、翡翠の瞳にまともに見据えられて項垂れる。 たまたま通り掛ったこの村で、守神を退治する者を探していると耳にしたときに激昂したルックだ。退治しなければならない理由を訊き、村の子どもが襲われたと語った村人に 「絶対有り得ない」 と断言したのも、ルックだった。 子どもながら黙ってさえいれば人目を惹く美貌なだけに、余計印象が強かったのだろう。 「事を起こすのは真実を見極めてからでも遅くはなかった、ということだよね」 アレは決して、森の奥深くから出る様子はなかったのだから、とルックは目を細めた。 真実を知った村人達は、恐れ戦いていた。 仮にも、神と字なすモノを屠ってくれと、依頼した事実に。 そして、禁域を護る守護者がいなくなったという現実に。 これからの自分達の、そして村の行く末を思い、悲嘆にくれていた。 しんと静まり返った村人達の様子を見回し、 「ルック」 サクラは柔らかにではあったが、ルックを諌めた。 「ご心配には及びません。僕らが倒したのは、守神ではありませんから」 人の血肉に狂い、我を失った哀れな魔獣。 そう告げると、村人達は心底ホッとしたように喜び合った。おぉ〜と、今まで悲愴に青褪めていた顔に気色が浮かぶ。 「ですが、その魔獣も元は守神と共に禁域を護っていた、という事実はあります」 例えば、迂闊に人が禁域に近付かなかったなら、起きなかっただろう災厄。今回のことは、人自らが招いた災厄ともいえる。 「人には侵してはならない領分というものが、この世界にはあります」 神域聖域といった禁域の成り立ちやそれらの持つ意味は、サクラの口から村人に伝えられた。 脇で聴いていたルックの様子から、自分の解釈は間違っていないようだと、ドキドキしながらの口頭披露ではあったが。 「森に入るなとは言いません。生活の糧を森で得る場合もあるでしょうから。ですが、領分を違えないで下さい。禁域はあくまで、人を護る為に存在しているのだということを忘れないで下さい」 神妙にサクラの苦言に耳を傾けていた村人等は、殊勝に頷いた。 事の起こりは、本来なら伝える側となる筈の彼らが、その役を成し得ていなかった所為だと気付いて。 「決して忘れる事のないよう、わし等の責とし、若い世代に語り継いでゆきます」 村長の誓いをのせた言の葉に、年若い旅人達は小さな安堵の溜息を吐いた。 翌日、騒動の大元となった子どもからのたっての願いで、サクラとルックはその少年と対面した。 面倒だし、怪我が治ったとはいえあんた病み上がりなんだから、もうちょっと大人しくしてれば…と、とりつく島もないルックだったが、サクラお得意の”言い包め”で渋々同行させられていた。 「お兄ちゃん、森の神さま殺さないでくれて、ありがとう」 寝台の上から大きな目でじっと見上げてくる子どもに、サクラはひとつ頷いて、柔らかに微笑んだ。 サクラの一歩半程後ろからその様子をじっと見ていたルックが、 「運が良かっただけだよ」 翡翠の瞳を細めて、つっけんどんに子どもに言葉をぶつける。 「雇われたのが僕等じゃなければ、最悪守神は殺されていたかもしれない」 相手が子どもだろうと容赦など一切ない。いっそ冷たいほどきっぱりと言い切られる言葉に、子どもはひくっと、喉を詰まらせた。 よく聴きな、と。 ルックは、組んだ腕を解きながら、そっと寝台脇に膝を着いて子どもの顔を覗き込んだ。それまでは、ルックの台詞に顔色を青くしていた子どもが、直後僅かに顔を赤らめたのを見、サクラは至極複雑な心境に陥ったのだが。 ルックにとっては――他人がルックの顔を見て顔を赤らめるなんてことは――日常茶飯事で、さして珍しいことでもなかったので、それについては言及しなかった。 「どんなことでさえ、駄目だと云われていることには、それなりの意味がある」 幼い子どもの目をじっと見据え、ルックは切々と言を繋ぐ。 「禁域っていうのは、神域・聖域とも言ってね。人が入ってはいけない場所を差すんだよ。世界にはそういう神や精霊が守る領域が沢山あって、彼らが守るのはその場所だけでなくその地に住まう人間をもあらゆる災厄から守ってくれてるんだ。守神を殺せば、最悪その地は死ぬ。二度と再生しない」 それだけの咎をその身で償えるとでも? 「禁域への侵入が許されないのは、人の身に背負いきれない咎をその小さな身体に負わせたくないからだよ」 涙を湛えた目を見開いた幼い子どもは、ルックから視線を逸らさないまま、 「………守神さまは、僕のこと許してくれる?」 心配そうに訊ねる。 「だから、助けてくれたんだよ」 傷だらけの子どもを村の傍まで運ぶのには、かなりのリスクが伴った筈だ。現に姿を見られ、子どもを襲ったのは守神だと誤解を受けた。それでも、心優しい守神はこの幼い命を救ったではないか。 「守神は、君たちが禁を犯さない限り、君たちを守ってくれる」 仄かに花の薫るかのごとき柔らかな微笑みが、不器用な少年の貌を彩った。 二日後、体力と魔力の回復を待って、サクラとルックはその村を後にした。 何度も滞在の延長をと勧める村人へと礼をとり、元気になった子どもと共に村人総出で見送られる形になり、ルックは微妙に顔を引き攣らせていたが。 寂れた人気のない街道を、ここ最近ずっとそうだったように連れ立って歩く。 空には雲ひとつなく、綺麗な青が広がっていた。 「次の町までどのくらいかな」 緩やかな山間の裾野から窺える地平線を見据えながら、ルックは肩から落ちかけた荷を背負いなおす。数日分の食料といった嵩張るものはサクラの荷袋の中だが、到底全て入りきれる訳もなく、ルックの荷にも細々としたものは詰め込まれている。華奢な肩に、緩やかに膨らんだ荷袋は重過ぎるのではないかといった感が拭えない。 「……どうかしたの? 珍しく静かだけど」 訝し気な視線を向けられ、 サクラは素直に口を開いた。 「ルックって、さ」 ぼやくような物言いに、何と視線だけでルックは問い返す。 「子どもに甘いよね。もう半年近くも一緒に旅してる僕にだって、あんな笑顔向けてくれた事ないのに」 拗ねてます、といった態度全開のサクラの言に、ルックは眉間に皺を寄せた。一体、いつの話だと、話の内容共々に呆れる。 「……何言ってんのさ、必要ないだろ」 「必要ない、って」 「そう、あんたと僕はお互いの利害の為に一緒に居るだけであって、それ以上でもそれ以下でもないじゃないか」 あまりにきっぱりと言い切られた台詞に、サクラは珍しくぐっと言い淀んだ。 「何さ、」 「………これでも、結構落ち込んでるんだけど」 「は?」 「ルックと逢って、自分の汚い面ばかり知って……そんな嫌なとこと欲ばかり肥大していく気がする」 途絶えた会話に沈黙が落ちる。いつもなら苦にならないそれは、サクラの愚痴染みた台詞の所為か、常にはない居た堪れなさを肥大させていた。そして、それを破ったのは、至極落ち着いたルックの声。 「………だったら、別の道行く?」 「ルック?!」 ルックのその台詞にも声音にも、躊躇いが露程も感じられない。 思わず声を荒げたサクラに向けられたのは、いっそ凍えそうなほどに冷めた瞳だった。 「あんたの内のあれこれを僕の所為にされてもムカツクだけだし! あんたは何かって言うと僕の所為だって決め付けるけどさ、その根拠ってなんな訳」 「根拠って……ね。ふたりしか居ないんだ。だったら、僕の心を乱すのはルックでしか有り得ないじゃない。それって即ち、ルックの所為って事だよね。っていうか、それ以前の問題でね。僕の感情を左右出来る人なんて他にいないからだよ」 至極当然といった態でのたまわれ、ルックは眦を跳ね上げた。 「どうしてさ!」 「そんなの、僕がルックの事好きだからに決まってる」 「……は?」 誠に珍しい事に、素っ頓狂な声音が上がる。 「僕はルックを好きなんだよ。初めて逢ったあの時から」 「ーッ、」 「気付かなかったなんて言わないよね?」 「きっ、気付く訳ない!」 他者の感情を慮るなんてことする気もないし、自分に出来るとも思わない。やむを得ない事情でサクラと旅に出てよりこの方、誰かに指摘されずともルックは己の対人スキルの低さを実感していた。 どこからどこまでが好意で、どこからどこまでが悪意なのかさえ解ってはいないのだ。 そもそも―――優しくされても、人には建前やら利害やらがあるから、そうそう真に受けるなと注意したのは、目の前にいる男に他ならない。 だから、自分よりは余程人慣れているサクラの対人関係に関する苦言だけは、素直に聞き入れていた。 「僕の行動と言動は、全てルックへの想いから成り立ってる」 「………ッ、んーなの!」 「うん、勝手な言い分だって知ってるよ」 想っていれば何をしてもいい、という訳では絶対にない。 にも、拘わらず。 サクラは己の罪を思い、小さく口端を歪めた。そうして、改めて逸らされることのない翡翠をじっと見つめた。 「ルックはね、このままの状況がずっと続くかもとか考えてみた事、ある?」 「……………ある」 肯定したにも拘らず、サクラは首を振った。 「漠然と、じゃなく」 僅かに寄る眉間の皺と揺れる翡翠にこれから告げるのは、至極残酷な…だけど紛れもない現実。 「この呪いを解ける魔道師の希少性については知ってるよね? 居るかどうかさえ解ってないって現実を?」 その魔術師の時間でさえ、呪いをその身に臍していない限り流れてゆく。 「最悪な場合、僕らはね、おいていかれる。今現存する全てのものから」 老いない、死なない、見目形だけはずっと変わらずに生き続ける―――不老不死とは、そういうことだ。 人とも時の流れとも、切り離された存在。 これ以上の恐怖があるだろうか。 ……だから。 「その最悪な状況を考えて、そして僕は選んだんだ」 たったひとつ、望んだものさえ傍にいれば。 「ルックとずっといる、その未来を」 ひとりではない。 そう、この子どもさえいれば。 恐怖にのみ込まれずに居られる、とそう思った。 だけれど、それは。 勝手に決め付けるな、と罵詈雑言罵倒されて当然の行為だ。 そこに一番考慮されなければならないはずのルックの意思も顧みず、何もかもを全て無視している、酷く自分勝手な。 ひとり取り残される恐怖はいかほどだろう。故に、ルックはサクラから離れられない。開放されたいと思い願っても、結局は傍に居る選択肢しか残されていない。暫しの間離れたとしても、結局還る場所は互いでしかない。 永遠に相手を束縛する、そんな言葉で済ませられるような簡単な事ではない。 ―――それは、決して許される事のない罪。 「ーッだから!」 苛立った声音が、サクラを思考の狭間から呼び戻す。 「何だってあんたは、そんなに後ろ向きな訳?」 目の前に在るのは、翡翠の瞳を煌かせじっとサクラを見据えた、彼自身が唯一望んだ者。 何ひとつ、執着できなかったサクラが、唯一どうしても欲しいと願った、少年。 「永遠とか不老不死とか、ましてやずっとこんな子どものままなんて選択、僕にはない。―――望まない選択肢しかないんだったら、自分で望む選択肢を創る」 きっぱりと言い切る様に、唖然とする。 それは……守神との会話の中で得た、彼なりの結論だろうか。 「その為の時間だとか考えないのか?」 何故、不本意に与えられた時間をその為に使おうとしない? 問い質されて、目の前の霧が晴れた気がした。そのくらい唐突に、思考が開けた。 「少なくとも僕は、大人しく流されてくなんて、しない」 「………ルック、」 ルックが凄いと思うのは、こんな時だ。 留められた刻など、彼の授受し難い事柄の前では容易く結果を導き出せる程度のことだと? 叱咤されながら、自然と表情が弛む。 「何で笑ってんだよ、あんたは!」 「僕は……間違ってなかったんだな、って」 ルックの見目形に惹かれた訳では、ない。 眩しいほどの、強さ。 「じゃあ、ルック。この身の呪いを解くまでの間は共にある事を厭わないでくれる?」 ―――望んでくれる? 「……あんたが、訳の解らない言動で僕を縛らないなら」 「…………理由が解れば、いい?」 「僕が許容は出来なくても、理解出来得る範囲なら」 ルックにすれば、かなりの妥協案なのだろう。渋々といった感が言葉と態度の端々から滲み出ている。 即ち、どれだけ自分がルックを言い包められるかに掛かっているといったところか、とサクラは甚だ問題ある解釈に帰結した。 「うん、頑張る」 「…………胡散臭い顔」 それは、素直じゃないルックの素直じゃない、問題終結の言葉で。 それなりの時間を共に過ごしてきたサクラは、勿論それを知っていて。 「要するに、一緒に居る間に意識してもらえればいいんだよね」 そう、サクラがこそりとひとりごちたのを、ルックは幸か不幸か気付かなかった。 ―――さぁ、地図を広げよう。 …… END 2003年のクリスマス企画で書いたパラレルのその後です。 この話自体は、企画終了後から書き始めて……上手く纏められなくて放っておいたのですが、ようやっと日の目を見ることができましたー! ざっと、5年越し! 書き上げられた事自体に、感無量です。 その割には、全然坊ルクっぽくないですが(爆)。まぁ、それは今更なので? めたくそ苦労した割にはこの程度?な戦闘シーンの粗は、目こぼしの方向でお願いできれば幸いです。 それでは、皆様。 暑い夏、頑張ってのりきりましょう!!! |